サンバイオが急反落、「アクーゴ」巡る厚労省薬事審議会の報告内容開示受け利益確定売り
サンバイオ<4592>が急反落している。同社は25日の取引終了後、同日に開催された厚生労働省の第4回薬事審議会の内容について開示した。再生医療等製品・生物由来技術部会において承認可とされ、7月31日に条件付き・期限付きの承認を得た「アクーゴ脳内移植用注」に関する部会の審議結果の報告があり、その内容について特別な協議は行われなかったとしている。出荷開始に向けた方向性に変化はないとの見方から、株式市場では想定内との受け止めが優勢となっているものの、審議会において新たなポジティブな材料が出るとの期待感から前日に株価は急騰していたとあって、いったん利益を確定する目的の売りが優勢となっている。「アクーゴ脳内移植用注」は、脳内の損傷した神経組織に移植した際、同細胞が持つ再生能力を促し、同細胞の増殖・分化を促進する効果が期待されている。