8月の製造業受注、コア資本財は企業の投資抑制を示唆

注目
2024年9月26日 23時05分

本日は8月の米耐久財受注が発表されていたが、全体の受注は前月比横ばいとなった。予想は2.9%の減少を見込んでいた。航空機を除く新規受注は0.5%の増加。

また、航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は前月比0.2%増と小幅な増加に留まった。大統領選や借り入れコストのさらなる低下を控え、企業が投資を抑制していることが示唆されている。

企業は11月の大統領選や需要の先行きを巡る不透明感から、事業拡大計画に慎重になっている。今後数カ月は製造業生産に弾みがつかない可能性が示唆された。一方、FRBが先週に大幅利下げを実施したことで、資金調達コストは今後1年間に下がる公算が大きく、それは需要を押し上げ、企業に設備投資計画の実行を促す可能性がある。

月ごとの変動が大きい民間航空機の受注は7.5%減少した。前月は持ち直していたが反動減が出た。ボーイングの受注は8月に22機、7月は72機だった。ボーイングの労働者によるストライキで同社工場では1週間余りに渡って操業が停止している。

*耐久財受注(速報値)(8月)21:30

結果 0.0%

予想 -2.9% 前回 9.9%(9.8%から修正)(前月比)

結果 0.5%

予想 0.1% 前回 -0.1%(-0.2%から修正)(輸送除くコア・前月比)

*非国防資本財(コア資本財)

結果 0.2%

予想 0.1% 前回 -0.1%(-0.2%から修正)(前月比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.