米国株見通し:伸び悩みか、週末に向け調整売り
(13時30分現在)
S&P500先物 5,800.50(-4.00)
ナスダック100先物 20,308.50(-37.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は25ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
26日の主要3指数は上昇。ナスダックは4日続伸、S&Pは続伸で最高値を更新、ダウは260ドル高の42175ドルとプラスに転じた。この日発表された経済指標で国内総生産(GDP)確定値はほぼ横ばい、新規失業保険申請件数は改善し、景気減速を警戒した売りを弱めた。株価指数の高値圏での推移で調整の売りに下押しされる場面もあったが、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測を背景とした買いが相場を支えた。
本日は伸び悩みか。今晩のPCEコア価格指数は前回から鈍化が予想され、FRBによる緩和的な金融政策を期待した買いが先行しそうだ。中国の金融緩和や不動産支援策も引き続き不透明感を弱め、エネルギー関連などへの買いにつながりやすい。一方、FRB当局者内で大幅利下げに関する見解は分かれ、過度な買いを抑制する可能性もあろう。足元の強気相場で過熱感もあり、週末に向け利益確定や持ち高調整の売りが上値を抑えそうだ。
《TY》