日経VI:上昇、引き続き短期的な過熱感を意識
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比+0.50(上昇率1.92%)の26.51と上昇した。なお、高値は28.61、安値は26.33。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。日経225先物は先週18日から昨日まで2650円上昇しており、市場では短期的な過熱感が意識される中、今日は午前の時間帯に日経225先物がやや伸び悩む場面があったものの概ね堅調に推移し、市場では高値警戒感が継続。ボラティリティーの高まりを警戒するムードから、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
《SK》