ブリストルが上昇 FDAが統合失調症薬を承認 70年ぶり=米国株個別
(NY時間09:41)(日本時間22:41)
ブリストル<BMY> 50.97(+0.85 +1.70%)
大手薬のブリストル・マイヤーズスクイブ<BMY>が上昇。FDAが同社の統合失調症薬を承認した。統合失調症の新薬が米国で承認されるのは70年ぶり。幻覚や妄想を伴うことが多い数百万人の患者に新たな治療法がもたらされることになる。
「Cobenfy」の商品名で販売されるが、同社は昨年、同医薬品の取り込みに向けカルナ・セラピューティクス社を140億ドルで買収。
商業的に成功すれば、厳しい競争や新たな価格設定圧力に直面する同社の一助になる可能性がある。同社の主力薬である抗凝固薬「エリキュース」とがん免疫治療薬「オプジーボ」は数年以内に特許切れとなる。
【企業概要】
主にがんや免疫系・心血管疾患領域の革新的な医薬品を発見・開発・提供するバイオ医薬品会社。メラノーマ・膀胱がん・胃がんとその他のがんを対象とする完全ヒト型モノクローナル抗体Opdivoや、多発性骨髄腫・リンパ腫等を適応症とする経口免疫調整薬、非小細胞肺がんの治療に使用される抗がん剤等を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース