日経平均は711円安でスタート、三菱重や東エレクなどが下落/寄り付き概況
日経平均 : 39117.83 (-711.73)
TOPIX : 2696.98 (-43.96)
[寄り付き概況]
9月30日の日経平均は前週末比711.73円安の39117.83円と大幅反落でスタート。27日の米国市場でダウ平均は137.89ドル高の42313.00ドル、ナスダックは70.70ポイント安の18119.59で取引を終了。8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、寄り付き後上昇。予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援に。ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。ナスダックは半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が響き、下落に転じ相場は高安まちまちで終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比2400円安の37450円。
本日の日経平均は、シカゴ先物にサヤ寄せする形から大幅に下落して始まった。先週は自民総裁選に絡んで高市氏の勝利を織り込んだポジションが積みあがっていたが、石破氏の逆転でこれらが一気に剥がれる格好となり、下落幅自体は大きいものの想定内の動きだろう。ひとまず落ち着きどころを見極める展開となっている。
東証プライム市場の売買代金上位では、三菱重<7011>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテ<6857>、ファーストリテ<9983>、IHI<7013>、川崎重<7012>、任天堂<7974>など主力処は全般下落。三菱UFJ<8306>など銀行株は逆行高となっている。業種別では、不動産、輸送用機器、証券商品先物などが下落率上位で推移。
《CS》