米国株見通し:伸び悩みか、今週の雇用関連指標にらみ
(13時30分現在)
S&P500先物 5,793.25(+2.00)
ナスダック100先物 20,202.75(-18.75)
米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は13ドル安。米金利は底堅く、本日の米株式市場は売り買い交錯となりそうだ。
27日の主要3指数はまちまち。ナスダックとS&Pは反落、ダウは上げ幅縮小も137ドル高の42313ドルで最高値を更新した。この日発表されたコアPCE価格指数は予想を下回り、連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げによる経済の軟着陸を期待した買いが先行。中国の金融緩和や不動産支援を柱とした刺激策も引き続き好感され、関連セクターへの買いにつながった。ただ、週末に向けた調整売りが下押しする場面もあった。
本日は伸び悩みか。パウエルFRB議長から緩和的な金融政策に前向きな見解が聞かれれば、買いが入りやすい地合いが続く。最高値圏に浮上した指数は上値を試す可能性もある。半面、過熱感により利益確定や持ち高調整の売りも見込まれる。FRBは目先の雇用情勢に注目しており、今週発表の関連統計を見極める展開に。週末の非農業部門雇用者数や失業率は現時点でやや弱い内容が予想され、全般的に売りづらい地合いが続くとみる。
《TY》