新興市場銘柄ダイジェスト:モダリスは急騰、JDSCが大幅反発

材料
2024年10月1日 15時13分

<4883> モダリス 99 +6

急騰。30日の取引終了後、先天性筋ジストロフィー1a型(LAMA2-CMD)を対象として開発を進めている「MDL-101」について、米国食品医薬品局(FDA)から希少小児疾患指定を受理したことを発表し、買いが先行している。希少小児疾患指定は、米国で18歳までに発症し、患者数が20万人未満の希少疾患に対する新薬開発を促進することを目的とした制度。同指定を受けた開発品がFDAから製造販売承認を取得した際には、別の開発品についてFDAの優先審査を受ける権利が取得可能となる。

<153A> カウリス 1759 +69

大幅反発。30日の取引終了後、SBIレミットがWebサイトおよびスマートフォンアプリにおいて不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を導入したと発表し、これを好感した買いが優勢となっている。「Fraud Alert」はFATF(Financial Action Task Force)によるマネー・ローンダリング・テロ資金供与等対策が求められる銀行、証券会社、外国為替証拠金取引業者、クレジットカード事業者、暗号資産交換業者、貸金業者などの金融機関に広く利用されている。

<4418> JDSC 890 +61

大幅反発。三井物産グループの東洋船舶と共同開発した大規模言語モデル(LLM)活用ソリューション「AI番頭」のサービスを開始したことを発表し、好材料視されている。東洋船舶は24年10月1日からサービスを開始。「AI番頭」は米Anthropic社が提供する生成AIサービスである“Claude”を利用し、インターネットを介して客が入力した問合せに対し、海事産業特有の各種契約書や技術情報、規則情報、FAQ、メールなどの膨大なドキュメントを横断的に調査、回答することが可能となる。

<5587> インバウンドPF 714 +15

続伸。訪日外国人向け飲食店予約プラットフォームをオープンしたことを発表した。外国人へのサービス展開ノウハウ、および多数の訪日外国人顧客を有している同社と、既に飲食店の集客・予約サービスを展開している企業・飲食店が連携し、同社のwebメディアや各種サービスを通じて訪日外国人に向けたアプローチを行うことで、飲食店へのインバウンド集客および予約管理業務を支援する。あわせて、訪日外国人向けレンタカー予約サービス『Car Rental Japan』の提供を開始したことも発表している。

<4584> キッズバイオ 124 +2

もみ合い。子会社であるS-Quatreが獨協医科大学およびHOYA Technosurgicalと虚血性骨疾患に対する新たな治療法開発に関する共同研究契約を締結したことを発表した。本契約では、エスカトル独自の製法によるSHED(SQ-SHED)とHOTSが保有する骨充填剤技術を組み合わせ、臨床試験を想定した製剤化検討や、獨協医大にて臨床試験を想定した移植法検討などを行い、いまだ世界で治療法が確立されていない虚血性骨疾患に悩む患者のQOL改善の実現を目指すという。

<3927> F-ブレイン 701 +14

反発。ARPEGGIOとイチアールを2社同時に子会社化したと発表している。採用力・教育力を持つARPEGGIOと、事業運営における自動化・省力化ノウハウ及び独自ネットワークによる案件獲得力を有しフリーランスIT人材事業を展開するイチアールを子会社化することで、「採用」「教育」「営業」「運営」の各フェーズで独自の強みを持つIT人材ビジネス企業を4社有することとなる。それぞれの強みを相互で共有することで、各社の加速度的な成長とグループ全体のさらなる発展を実現できるとしている。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.