東証グロース市場250指数先物概況:国内経済指標好調と石破ショック是正で反発
10月1日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比14pt高の656pt。なお、高値は656pt、安値は643pt、日中取引高は3763枚。前日30日の米国市場のダウ平均は3日続伸。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を控え様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。9月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に改善したため買いが優勢となったが、パウエル議長が小幅な利下げペースを示唆したため失望感から一時大きく売りに転じた。ナスダックは長期金利の上昇が嫌気されたが、携帯端末アップルの上昇が下支えとなり、終盤にかけプラス圏に回復し相場を押し上げた。月末、四半期末の調整に加え景気に楽観的な議長の見解を受けソフトランディング期待を受けた買いに、終盤にかけてダウも上昇し連日過去最高値を更新した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比1pt高の643ptからスタートした。国内の8月失業率改善や日銀短観での景況感改善により、指数は上げ幅を拡大。行き過ぎた「石破ショック」を是正する動きが強まり、新興市場は終日堅調に推移した。引けにかけては売り方の買い戻しも誘い、本日高値の656ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株ではGENDA<9166>やアストロスケールHD<186A>などが上昇した。
《TY》