NY外為:円下落、日銀の早期追加利上げ観測後退、石破首相発言受け
NY外為市場で日銀の早期追加利上げ観測が後退し、円は下落した。石破首相は2日、日本銀行の植田総裁との会談後、金融政策を巡り政府が指図をする立場ではないとしつつ、個人的に現在追加利上げをするような環境だとは思っていないと述べたという。これから先も緩和基調維持しながら経済は持続的に発展するとの考え。植田総裁は首相と互いに緊密に連携することを確認したとした。植田総裁はまた、「極めて緩和的な状態で経済をしっかり支えていく」との考えを示したと報じられた。
ドル・円は144円70銭から145円45銭まで上昇し、9月27日来の円安・ドル高を更新。ユーロ・円は160円24銭から160円86銭まで上昇した。ポンド・円は192円35銭から193円12銭まで上昇した。
《KY》