東証グロース市場250指数先物見通し:もみ合いか
本日の東証グロース市場250指数先物はもみ合いの展開を予想する。前日2日の米国市場のダウ平均は39.55ドル高の42,196.52ドル、ナスダックは14.77pt高の17,925.13ptで取引を終了した。イスラエルがイランのミサイル攻撃に対する厳しい報復を警告し地政学的リスクの上昇が警戒されたほか、強い雇用関連指標を受けた積極的な利下げ期待後退で、寄り付き後、下落。同時に、景気や雇用見通し改善で、ダウは上昇に転じた。半導体セクターが支援し、ナスダックも底堅く推移した。上昇した米株市場を横目に、本日の東証グロース市場250指数先物はもみ合いの展開を予想する。米株高を受けて堅調なスタートが見込まれる中、引き続き75日移動平均線を下値サポートとして意識した値動きが予想される。一方で、落としどころの見えない中東情勢に対する警戒感は根強く、強含む場面では戻り待ちの売りも見込まれ、神経質な動きとなりそうだ。今晩米国で、9月のISM非製造業景況指数や先週分新規失業保険申請件数など重要経済指標の発表を多く控えているため、商いが細る可能性もあるだろう。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比9pt高の637ptで終えている。上値のメドは650pt、下値のメドは630ptとする。
《TY》