<動意株・3日>(大引け)=ワイエイシイ、カヤック、アストロHDなど

材料
2024年10月3日 15時02分

ワイエイシイホールディングス<6298>=大きく切り返し因縁場の2300円台を一時回復。直近戻り高値を払拭し、時価は7月下旬以来約2カ月半ぶりの高値圏に浮上している。有力子会社を数多く抱え、レーザービーム技術などを駆使して、半導体製造装置などメカトロニクス分野で実績を積み上げている。業績も絶好調で25年3月期は営業利益段階で前期比6割増の32億円予想と07年3月期以来18期ぶりの水準を見込んでいる。株式需給面では複数の外資系証券経由の空売りが溜まっており、今後その買い戻しによって株価への浮揚力が増す可能性も指摘されている。

カヤック<3904>=後場ストップ高。同社はきょう、総務省の「地域おこし協力隊の戦略的広報」に係る総合企画・運営事業を受託したことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。この事業は、都市部から地方に移住して地域活性化に貢献する地域おこし協力隊の応募者数増加と促進を目的としたもの。同社は自社運営の移住スカウトサービス「SMOUT(スマウト)」の知見と、自治体や移住関心層とのネットワークを生かすとしている。

アストロスケールホールディングス<186A>=後場に強含む。きょう、米国の連結子会社が軌道上で衛星に燃料補給を実施する衛星のプロトタイプの開発を行うプロジェクト「APS─R」に関し、変更契約を新たに締結し、受注金額が再度増額されたと発表した。受注金額はこれまでの2690万ドルから2940万ドルに増額されたという。当初契約金額2550万ドルに基づく収益については、予算レート(1ドル=140円)で25年4月期の連結業績予想に反映しているが、2度にわたる増額分397万5000ドルによる影響に関しては含めていないといい、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。なお、収益は26年4月期までの期間にわたって計上する方針で、今後公表すべき事項が生じた際には速やかに開示するとしている。

霞ヶ関キャピタル<3498>=切り返し急で年初来高値にらむ。2日取引終了後に25年8月期連結業績予想を発表。売上高を前期比44.6%増の950億円、純利益を同99.2%増の100億円と前期に続き過去最高業績を更新する見通しを示しており、これを好感した買いが集まっている。冷凍冷蔵倉庫への高い需要が追い風となる見込み。配当予想は前期比70円増の240円とした。同時に発表した24年8月期決算は売上高が前の期比76.2%増の656億8500万円、純利益が同2.4倍の50億2000万円だった。あわせて、29年8月期を最終年度とする中期経営計画を明らかにした。純利益ベースで年平均成長率(CAGR)50%を実現し、最終年度に同利益を500億円とする目標を掲げた。

コラボス<3908>=急速人気で新高値。2日の取引終了後、25年3月期の単独業績予想について、営業利益を1700万円から7000万円(前期2億9400万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。「@nyplace」などの現有サービスで特定の大口顧客の業務縮小などの影響があったほか、「VLOOM」及び「UZ」などの新サービスで想定より顧客獲得に時間を要したことなどにより、売上高は21億5000万円から19億4000万円(前期比9.9%減)へ下方修正したが、重点施策と位置づけている「コスト改善施策」により外注費などのコスト削減が順調に進捗していることが営業利益を押し上げる。また、上期に関係会社株式売却益を計上することから、最終利益は1000万円から1億3000万円(前期7億9800万円の赤字)へ上方修正した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.