外為サマリー:一時147円20銭台に上昇、日銀の追加利上げへの警戒感が後退
3日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=146円55銭前後と前日午後5時時点に比べ2円50銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=161円63銭前後と同2円20銭程度のユーロ高・円安で推移している。
ドル円は、午前9時時点では146円50銭前後で推移していたが、その後、ドル買い・円売りが強まり、午前10時過ぎに147円24銭近辺に上昇。8月20日以来、約1カ月半ぶりのドル高・円安水準をつけた。2日に石破茂首相が植田和男日銀総裁と会談し、「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と発言したことで、追加利上げに対する警戒感が後退した。ただ、午後にかけ利益確定売りも膨らみ再び146円半ばに軟化した。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1028ドル前後と同0.0030ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。