NY為替:米9月ISM非製造業景況指数の大幅改善でドル続伸
3日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円48銭へ弱含んだのち、147円17銭まで上昇し、146円93銭で引けた。米週次新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、ドル買いが一時後退。その後、米9月ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇し1年半ぶり高水準となったため、速やかなペースでの利下げ観測が後退し、長期金利上昇に伴うドル買いが一段と加速。さらに、石破首相発言を受け、日銀の年内の追加利上げ観測後退で円売りにも拍車がかかった。
ユーロ・ドルは1.1047ドルから1.1008ドルまで下落し、1.1029ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の10月理事会での追加利下げを織り込むユーロ売りが継続。ユーロ・円は、162円24銭へ上昇後、161円49銭まで反落。日欧金利差縮小観測を受けた円買い、ユーロ売りが一段と後退した。ポンド・ドルは1.3092ドルへ下落後、1.3119ドル下げ止まった。ベイリー総裁発言や弱い英9月サービス業PMI改定値受け英中銀の積極的な利下げを織り込むポンド売りが継続した。ドル・スイスは0.8492フランから0.8543フランまで上昇した。
《MK》