本日注目すべき【好決算】銘柄 ワッツ、キユーピー、クスリアオキ (3日大引け後 発表分)

注目
2024年10月4日 7時01分

10月3日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ワッツ <2735> [東証S]  ★前期経常を23%上方修正、配当も5円増額

◆24年8月期の連結経常利益を従来予想の10億円→12.2億円に22.8%上方修正。増益率が54.3%増→89.5%増に拡大する見通しとなった。100円ショップ事業の売上高が計画を上回ったことが寄与。雑貨と100円以外の商品の売上高構成比率が上昇し、利益率が改善したことも上振れにつながった。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前の期は15円)に大幅増額修正した。

イーサポート <2493> [東証S]  ★12-8月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過

◆24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常損益は1億3400万円の黒字(前年同期は2100万円の赤字)に浮上して着地。主力のオペレーション事業で各種サービスの取扱高が堅調に推移したことに加え、生鮮MDシステムの利用料金改定なども収益を押し上げた。

通期計画の1億0800万円を大幅に上回っており、業績上振れが期待される。

キユーピー <2809> [東証P]  ★12-8月期(3Q累計)経常が2.1倍増益で着地

◆24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の321億円に急拡大して着地。海外の持続的な成長に加え、調味料・惣菜の販売回復、値上げ効果などが寄与した。タマゴ商品の販売増加や主原料高騰の影響が緩和したことなども大幅増益につながった。

通期計画の361億円に対する進捗率は89.1%に達しており、業績上振れが期待される。

クスリアオキ <3549> [東証P]  ★6-8月期(1Q)経常は9%増益で着地、自社株買いも発表

◆25年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比9.5%増の74億円に伸びて着地。ドラッグストア3店舗、ドラッグストア併設調剤薬局を20薬局開設したほか、既存店の改装、生鮮食品導入による品揃え強化を進めたことで2ケタ増収を達成した。

併せて、発行済み株式数の5.71%に相当する600万株または196億8000万円を上限に「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表。

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