豪ドル週間見通し:上げ渋りか、豪準備銀行理事会議事要旨が手掛かり材料に
■上昇、日銀追加利上げ観測後退で円売り強まる
今週の豪ドル・円は上昇。石破新首相は日本銀行が金融緩和姿勢を維持することを期待しているとの見方が広がり、日豪金利差の早期縮小観測は後退したことが豪ドル買い・円売りを促した。週後半の米ドル・円相場が円安方向に大きく動いたことや原油先物の上昇も豪ドル高円安進行の一因となったようだ。取引レンジ:98円09銭-101円28銭。
■上げ渋りか、豪準備銀行理事会議事要旨が手掛かり材料に
来週の豪ドル・円は上げ渋りか。10月8日に発表される豪準備銀行(中央銀行)9月理事会議事要旨が有力な手掛かり材料となりそうだ。同理事会では、政策金利(4.35%)の据え置きを決定し、政策金利は当面現状維持になるとの見方を示した。議事要旨を受けて、これまでのタカ派色がさらに薄れるような印象が強まる場合、金利先安観が強まり豪ドルは買いづらくなりそうだ。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・8日:豪準備銀行9月理事会議事要旨公表
予想レンジ:99円00銭-102円00銭
《FA》