外為サマリー:147円80銭台で推移、上値重く利益確定売りも
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円82銭前後と前日午後5時時点に比べ40銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=162円33銭前後と同30銭程度のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、午前8時頃に147円70銭前後で推移していたが、午前9時過ぎに148円10銭台に上昇した。ただ、148円台では上値は重く、その後、利益確定売りに押された。前週末4日に発表された米9月雇用統計が予想を上回ったことを受け、米大幅利下げ観測が後退。7日に米長期金利は約2カ月ぶりに4%台に上昇した。一方で、財務省の三村淳財務官は7日「投機的な動きも含めて、為替市場の動向は緊張感を持って注視する」と述べ、ドル高・円安がけん制されたこともあり、ドルは足もとで軟調な値動きとなっているようだ。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0981ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。