マースGHDが続落、25年3月期最終利益予想を一転減益へ下方修正
マースグループホールディングス<6419>が続落している。7日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、純利益を86億円から82億円(前期比4.5%減)へ下方修正し、増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。保有する投資有価証券の一部について、取得価額に比べて時価が著しく下落したため、減損処理による投資有価証券評価損9億6500万円を特別損失として計上するという。
一方、売上高は370億円から418億円(同14.3%増)、営業利益は117億円から122億円(同4.3%増)へ上方修正した。アミューズメント関連事業の主な販売先であるパチンコ業界でスマート遊技機の導入が活発化したことに加え、24年7月発行の新紙幣の対応に伴い、パチンコホールにおける周辺設備の更新需要が好調に推移した。