ペプシコが決算 通期の既存事業売上高の見通しを下方修正 株価は小動き=米国株個別

材料
2024年10月8日 22時41分

(NY時間09:41)(日本時間22:41)

ペプシコ<PEP> 167.35(+0.14 +0.08%)

ペプシコ<PEP>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、既存事業売上高の見通しを下方修正している。資金繰りに苦しむ消費者の増加、中東での不買運動、大量リコールなどの影響を反映させた。第3四半期も大半の部門で販売量が落ち込み、既存事業売上高は1.3%増に留まり、予想も下回った。

物価上昇により消費者の支出抑制や、より安価なプライベートブランドへの切り替えが起こり、同社は苦戦を強いられている。同社は声明で「インフレは落ち着くと予想しているものの、消費者は引き続き価格に敏感になっている」と述べた。

ラグアルタCEOは「現在われわれが置かれている成長鈍化の環境に適合するため、コスト管理に重点を置く」と述べている。

ただ、株価は小動きでの推移。

(7-9月・第3四半期)

・コア1株利益:2.31ドル(予想:2.30ドル)

・既存事業売上高:1.3%増(予想:3.0%増)

・売上高:233.2億ドル 0.6%減(予想:238億ドル)

フリトレー北米:58.9億ドル(予想:59.5億ドル)

クエーカーフーズ北米:6.48億ドル(予想:6.72億ドル)

ペプシコ飲料北米:71.8億ドル(予想:72.8億ドル)

欧州:39.5億ドル(予想:39.3億ドル)

中南米:29.2億ドル(予想:31.1億ドル)

アフリカ、中東、南アジア:15.5億ドル(予想:16.8億ドル)

アジア太平洋、オセアニア、中国:12.0億ドル(予想:12.3億ドル)

(通期見通し)

・コア1株利益:8.15ドル超を維持(予想:8.14ドル)

・既存事業売上高:1桁台前半の増加(従来:約4%増加)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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