ウェルズ・ファーゴ、アナリストがの投資判断を「買い」に引き上げ=米国株個別
(NY時間13:37)(日本時間02:37)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 57.53(+0.37 +0.66%)
アナリストがウェルズ・ファーゴ<WFC>の投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を65ドルに設定した。悪いニュースはすでに織り込み済みだと指摘している。
同銀は第2四半期の終了以来、大手銀の中で最も業績の悪い銘柄の1つとなっており、追加利下げと米通貨監督庁(OCC)の措置への警戒が株価の重しとなっている。しかし、コンセンサス予想に対する下振れリスクはすでに株価とバリュエーションに十分に反映されており、現在の株価は魅力的だと述べている。
2016年の偽口座スキャンダル以降、同銀は資産上限を1.95兆ドルに制限されているが、それが撤廃されれば、1株利益を約8%押し上げ、6ドル以上の通期1株利益の達成を後押しする可能性があるという。
ただ、同銀のマネーロンダリング対策に関する問題が発生しており、それに関連したOCCの強制措置により、待ち望まれていた資産上限の撤廃がさらに遅れるのではないかという懸念が生じている。しかし、同銀が第三者による評価をFRBに提出したという最近のニュースは引き続き前進を示唆しているという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース