エヌビディアが上げ幅を伸ばす 「ブラックウェル」の省エネ性もアピール=米国株個別

材料
2024年10月9日 4時36分

(NY時間15:36)(日本時間04:36)

エヌビディア<NVDA> 133.35(+5.63 +4.41%)

NY時間の終盤に入ってエヌビディア<NVDA>が上げ幅を伸ばしており、IT・ハイテク株の買いを支えている。本日は台湾の鴻海が世界最大のエヌビディア「GB200」施設を建設すると発表したことで買いが先行していたが、同社は本日、次世代AI半導体「ブラックウェル」について、エネルギー効率の高さをアピールしていたことも材料視されている。

同社は「AIサミットDC」と呼ばれるワシントンでのイベントに出席し、オープンAIの「GPT-4」ソフトウエアを開発するのにブラックウェルが必要とする電力は3ギガワット(GW)だと説明した。このプロセスは10年前なら5500GWの電力が必要だったという。大手ITのデータセンターでは、AIコンピューティングによる大量の電力消費に対して懸念が強まっており、原子力など発電所との提携が複数報じられている。また、州によっては独自の電力を確保するようデータセンターに要請している状況。

同社はまた、ソフトウエアに関する進展にも言及。これにはカスタマイズされたAIサービスを企業が迅速に展開できるようにする「エージェントブループリント」の作成が含まれる。エージェントとは、顧客の要望への対応、機器の設計支援、創薬の迅速化といった実際のタスク処理を担うソフトウエアを指す。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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