ボストン連銀総裁、利下げは慎重なアプローチを取るべき

コリンズ・ボストン連銀総裁の発言が伝わっており、米経済の強さを維持するために金利を引き下げる場合、政策立案者は慎重にデータを基にしたアプローチを取るべきだと主張した。

総裁は先週の米雇用統計を含む最近のデータは、米労働市場が全体的に良好な状態にあることを示していると述べた。さらに、健全な労働市場とともにインフレが適時に中銀の目標に戻ることに自信を深めているとも付け加えた。

今後、現在の好ましい経済状況を維持するためには、金融政策のスタンスを調整し、需要に不必要な抑制をかけないようにする必要があると述べた。政策正常化への慎重なデータに基づくアプローチは、両面のリスクを均衡させ、議会から与えられた二大責務に最大限の注意を払うという点において適切だとしている。

総裁はまた、労働市場が冷え込み、経済成長が鈍化していることから、現在の米経済はより衝撃を受けやすい状態にあると述べた。ディスインフレの軌道に対する確信は強まったが、一方で、物価安定を回復するために必要な水準を超えて経済が減速するリスクも高まっているとも述べた。

株探ニュース