ENEOSが反発、傘下のJX金属が東証に新規上場を申請
ENEOSホールディングス<5020>が反発し、年初来高値に接近した。米原油先物相場が急落し石油関連株が総じて軟調に推移するなかにあって、頑強な動きをみせている。8日の取引終了後、同社傘下のJX金属が東京証券取引所への新規上場申請を行ったと発表した。実際に上場となった場合、時価総額は数千億円規模になるとみられ、東京地下鉄<9023>を上回る規模となるとの見方もある。上場時の売り出しに伴って、ENEOSの収益にプラス効果をもたらすとの期待が広がり、買いが集まったようだ。なお、ENEOSはJX金属の上場申請に関し、日本取引所自主規制法人による上場審査を経て、東証から上場承認を受ける必要があり、現時点で上場の可否や上場時期について確約されたものはないとしている。