<マ-ケット日報> 2024年10月9日

市況
2024年10月9日 16時32分

9日の市場は日経平均が反発。終値は前日比340円高の3万9277円で、わずか1日で3万9000円の大台を回復した。前日の米国市場でハイテク株が上げた流れに乗って開始早々に500円を超える上げを示現した。しかし、買いは寄り付きの数分だけで、その後は国内の材料不在を示すように様子見相場となっていった。政府が朝の臨時閣議で衆院解散を決めているが、市場の関心は選挙よりも米国株(特に半導体株)に向いているのが実情だ。

昨日の米国市場はハイテク株に買いが入りダウ平均も反発した。取引序盤は長期金利の上昇を受けて80ドル安と軟調だったが、エヌビディアやアマゾン、MSなどハイテク株の上昇が支えとなって切り返しへ。原油先物相場の上げが一服したことも過度なインフレ懸念の後退につながった。一方、プラス圏に回復しても、10日の9月の消費者物価指数、その翌日の9月の卸売物価指数の発表を控えやや伸びを欠いている。

さて、東京市場は米株高、円安という外部環境に乗って日経平均が反発へ。原油相場が下げたこともひとつの安心材料となっている。解散総選挙が材料となっていないのは政策がほぼ語られていないことがひとつの理由に。与党が議席を減らすことで国政の不透明感が出ていることもあるだろう。今後は米国のインフレ指標の落ち着きが確認できれば4万円を目指す展開となりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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