サイゼリヤが反落、25年8月期は連続最高益更新予想も物足りなさを意識
サイゼリヤ<7581>が反落している。同社は9日の取引終了後、24年8月期の連結決算発表にあわせ、25年8月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比26.4%増の103億円を計画する。大幅増益でかつ、2期連続で過去最高益を更新する予想を示したものの、市場の高い期待には届かず、物足りないと受け止めた投資家の売りが優勢となったようだ。
今期の売上高は前期比12.9%増の2536億円を予想する。店舗数は国内で9店舗の純増、海外で104店舗の純増を計画。海外の既存店売上高に関しては前期をやや下回る見通しとなっている。同時にサイゼリヤは、食品生産体制の更なる強化に向けて岐阜県内に新工場を建設すると発表。投資額は約95億円で26年1月に着工し27年4月に完成を予定する。24年8月期の売上高は前の期比22.5%増の2245億4200万円、最終利益は同58.1%増の81億4900万円だった。