米国株見通し:伸び悩みか、インフレ鈍化も中東情勢にらみ

市況
2024年10月10日 14時39分

(14時30分現在)

S&P500先物      5,840.25(-1.00)

ナスダック100先物  20,468.75(+5.25)

米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は11ドル高。米金利は底堅く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

9日の主要3指数は続伸。序盤の失速後は堅調地合いとなり、ダウは431ドル高の42512ドルと過去最高値を更新した。前週の強い雇用統計を受け、ソフトランディングを期待した買いが先行。この日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では大幅利下げに慎重ながらも緩和的な政策方針が示され、買いを後押し。ただ、10日の消費者物価指数(CPI)は一段の低下が予想されるものの、内容を見極めようと過度な買いを抑えた。

本日は伸び悩みか。今晩発表のCPIが予想通り低下すれば、連邦準備制度理事会(FRB)の年末にかけての追加利下げを期待した買いが入りやすい。長期金利の低下ならハイテクや消費、景気敏感などが選好される見通し。半面、イスラム教シーア派組織ヒズボラに対するイスラエルの攻撃が激化するなか、中東の不安定化を警戒した売りが出やすい。一方、企業の四半期決算を前に様子見ムードも予想され、極端な売り買いを抑制しそうだ。

《TY》

提供:フィスコ

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