話題株ピックアップ【夕刊】(3):ATAO、プログリット、ノート

注目
2024年10月10日 15時15分

■スタジオアタオ <3550>  222円  +32 円 (+16.8%)  本日終値

スタジオアタオ<3550>が急騰。9日の取引終了後に発表した25年2月期第2四半期累計(3~8月)の単体決算は、売上高が前年同期比10.5%増の16億300万円、経常利益が同80.5%増の8600万円、最終利益が同66.7%増の4300万円だった。大幅な増益となったほか、6~8月期としては黒字転換を果たしており、評価されたようだ。昨年9月に出店した博多店が業績の押し上げに貢献した。楽天市場支店の出店によりインターネット販売も伸びた。同社はあわせて、今年11月上旬に「アタオ Yahoo!店」をオープンするとも発表している。

■プログリット <9560>  1,343円  +164 円 (+13.9%)  本日終値

プログリット<9560>は急反発。9日取引終了後、25年8月期単独業績予想について売上高を前期比28.0%増の57億円、営業利益を同29.8%増の10億7000万円と発表した。売上高、営業利益とも前期に続き過去最高業績を見込んだほか、配当予想も前期比5円増の18円としており、これらが好感された。積極的なマーケティング活動を通じた認知向上、指名検索の獲得数拡大を図るととともに、法人向けサービスの導入拡大や高単価な短期集中の英語コーチングサービスでのシェア拡大を目指す。同時に発表した24年8月期決算は売上高が前の期比47.3%増の44億5300万円、営業利益が同65.8%増の8億2400万円だった。

■note <5243>  557円  +56 円 (+11.2%)  本日終値

note<5243>は大幅反発。9日の取引終了後、24年11月期連結業績予想について、営業損益を8000万円の赤字から1000万円の黒字(前期は単独決算で3億8000万円の赤字)へ、最終損益を8200万円の赤字から2000万円の黒字(同4億1400万円の赤字)へ上方修正することを発表した。赤字予想から一転して黒字へ浮上する見通しとなったことが好感された。足もとの採用計画の進捗を踏まえ、人件費を中心とする販管費の抑制が見込まれることを織り込んだ。売上高については、主力の「note」で継続的な機能改善によってプラットフォームに集まるユーザー・コンテンツが順調に増加していることから33億5000万円(同27億7700万円)で据え置いている。同時に発表した第3四半期累計(23年12月~24年8月)決算は、売上高が24億6100万円(前年同期は単独決算で20億5400万円)、営業利益が3400万円(同3億6300万円の赤字)、最終利益が4700万円(同3億9900万円の赤字)だった。

■キッズスター <248A>  1,751円  +132 円 (+8.2%)  本日終値

キッズスター<248A>が後場に一段高。10日、同社が提供する子ども向け社会体験アプリ「ごっこランド」の海外版「Gokko World」が、昨年8月のベトナムでの配信開始後、1年1カ月で累計100万ダウンロードを突破したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。日本版での人気コンテンツであるメイク体験やパイロットごっこなど、8つのコンテンツを用意。ダウンロードの増加ペースは日本版を上回るという。ベトナムの次はインドネシアへの展開も検討し、子ども世代の人口が増加するアジア地域で教育アプリの更なる成長を図る。日本版の「ごっこランド」も累計700万ダウンロードを突破したとしている。

■アクアライン <6173>  359円  +27 円 (+8.1%)  本日終値

アクアライン<6173>が大幅高。東京証券取引所がこの日、11日付で同社株に対する監理銘柄(確認中)の指定を解除すると発表した。アクアラインが四半期報告書を提出したため。これが手掛かりとなったようだ。

■エコートレーディング <7427>  952円  +65 円 (+7.3%)  本日終値

エコートレーディング<7427>が5日ぶりに急反発した。同社は9日の取引終了後、8月31日を基準日とする中間配当について従来の予想から1円増額の15円で決定し、期末配当予想も1円増額の15円に見直すと発表した。これまで28円としていた年間配当予想は30円(前期比3円減配)となる。あわせて開示した25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が前年同期比0.4%減の533億7100万円、経常利益が同19.5%減の8億5200万円、最終利益が同4.5%減の7億800万円となった。西宮本社の土地・建物の売却に伴う利益を特別利益として計上。6~8月期の最終利益は同21%増となったこともあって、直近で安値圏で推移していた同社株には見直し買いが入ったようだ。

■三光合成 <7888>  614円  +38 円 (+6.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

三光合成<7888>が急反発。工業用プラスチック部品メーカーで自動車向けを主力に手掛けているが、自動車向け内装品や外装品が国内で高水準に推移しているほか、高付加価値品の受注拡大などを背景に足もとの業績は好調だ。9日取引終了後に25年5月期第1四半期(24年6~8月)決算を発表、営業利益は前年同期比2.7倍の10億1900万円と急拡大を見込んでいる。これを好感する形で投資資金が流入した。PER6倍前後でPBRも0.5倍台と割安感が際立っていることで、見直しムードが台頭している。

■ダイヤHD <6699>  625円  +22 円 (+3.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位

ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>が上げ幅を拡大。10日午前11時、水素燃料エンジン用点火コイルの試作品が完成したと発表。将来の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。誤着火防止機能を高出力の点火コイルに搭載。さまざまな仕様の水素燃料エンジンに幅広く対応できる。今月からエンジンメーカー向けに評価用サンプルとして試作品の受注を開始。二酸化炭素(CO2)が発生しない水素燃料を用いたエンジン開発を後押ししていく。

■日華化学 <4463>  1,266円  +37 円 (+3.0%)  本日終値

日華化学<4463>が3日ぶりに反発した。10日午前11時、中堅・中小成長投資補助金事務局から、補助金の交付決定通知書を受領したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。化粧品新工場「福井スマートファクトリー(仮称)」の設立に伴う建物、設備、システムなどの経費が対象となり、補助金の上限額は49億9991万円。新工場の稼働を予定する27年12月期以降の利益が増加する可能性があるという。

■トレイダーズ <8704>  899円  +24 円 (+2.7%)  本日終値

トレイダーズホールディングス<8704>が大幅続伸。9日の取引終了後、インベストメントLab(東京都中央区)と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドを通じて、iPS細胞技術による腎疾患治療の実用化を目指してiPS創薬・再生医療の研究開発を行うリジェネフロ(京都市)へ出資を実行したと発表したことが好感されたようだ。リジェネフロは京都大学iPS細胞研究所の長船健二教授の研究シーズを基盤とする技術を駆使する、2019年に創業した臨床ステージの京都大学発スタートアップ。腎臓を中心に肝臓、膵臓に関わる疾病の治療薬や再生医療による治療法の研究開発を推進しているという。

●ストップ高銘柄

アトラスT <9563>  365円  +80 円 (+28.1%) ストップ高   本日終値

イメージ情報開発 <3803>  640円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

阿波製紙 <3896>  522円  +80 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

学びエイド <184A>  790円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

One中国5 <2553>  15,500円  -4,000 円 (-20.5%) ストップ安   本日終値

iFE科創板 <2628>  4,000円  -1,000 円 (-20.0%) ストップ安   本日終値

セーラー広告 <2156>  622円  -150 円 (-19.4%) ストップ安   本日終値

iFEGBA <2629>  5,010円  -1,000 円 (-16.6%) ストップ安   本日終値

MX中国株投 <2530>  38,040円  -7,000 円 (-15.5%) ストップ安   本日終値

以上、5銘柄

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