金相場、今週は調整場面が予想される サンワード証券の陳氏(山崎みほ)

経済
2024年10月10日 17時38分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金相場、今週は調整場面が予想される』と述べています。

続けて、『週明け7日も米大幅利下げへの期待が後退し続落。前週末比1.80ドル安の2666.00ドル。8日は3営業日続落。前日比30.60ドル安の2635.40ドル』と伝え、『米長期金利が4.0%を超えたため、利子を産まない金には圧迫要因となったようだ』と説明しています。

次に、『今週は、9日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月17~18日開催分)に注目が集まる。また、10日の米消費者物価指数(CPI)、11日の米卸売物価指数(PPI)も注目されている』とし、『市場予想では、インフレ統計は物価圧力のさらなる低下を示す可能性が高いが、大幅利下げ観測につながる可能性は低いだろう。そのため、発表後は改めて金に売り圧力がかかる可能性がある』と述べています。

一方で、『中東の地政学リスクはサポート要因。ただ、ロイター通信によると、ヒズボラのナンバー2、カセム師が8日、テレビ演説し、ヒズボラの盟友であるレバノンのベリ国会議長による戦闘停止への努力に対する支持を表明したという。これを受けて原油相場が下落に転じたが、地政学リスクがやや低下したようだ』と伝え、『停戦、もしくはその見方が強まるとなれば、金相場にも売り要因となろう』と述べています。NY金予想レンジは、『2600~2700ドル』と想定しています。

また、OSE金については、『10月7日に史上最高値を更新した。1万2773円。2日に、石破首相が日銀の植田総裁と会談して、現況は追加利上げを行う環境にないとの見解を明らかにし、利上げ容認派とする一部の見方を否定した。FRBの積極的な利下げの見方が後退し、日銀の利上げ姿勢も後退したことで、日米の金利差拡大の観点からドル買い・円売りが進むだろう。すでに148~149円の水準に上昇していることから、節目の150円に上昇する可能性は高く、円建て金のサポート要因になろう』と考察しています。OSE金予想レンジは、『12000~13000円』と想定しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月9日付「金相場、今週は調整場面が予想される」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ

《CS》

提供:フィスコ

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