デルタ航空が決算受け下落 厳しかった夏場からの回復の遅れを示唆=米国株個別

材料
2024年10月10日 22時34分

(NY時間09:33)(日本時間22:33)

デルタ航空<DAL> 49.65(-1.18 -2.32%)

ユナイテッド航空<UAL> 58.61(-0.82 -1.38%)

アメリカン航空<AAL> 11.67(-0.26 -2.18%)

サウスウエスト航空<LUV> 30.30(-0.34 -1.11%)

デルタ航空<DAL>が下落。取引開始前に7-9月期(第3四半期)決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ガイダンスでは第4四半期の1株利益の見通しが予想を下回ったほか、通期の1株利益も、従来予想の中間値に留まるとしている。また、クラウドストライク<CRWD>のシステム障害の影響が1株利益に0.45ドル影響したとも述べた。

今回の決算は厳しい夏場の旅行シーズンからの回復が遅れていることを示唆している。今回のガイダンスは供給過剰により、多くの航空会社がチケット価格の値下げや運航計画縮小に追われた夏を終え、直面する課題を浮き彫りにしている。

バステインCEOはインタビューで、「年末休暇の旅行需要は非常に好調だが、米大統領選挙の時期の需要減速が予想され、第4四半期の単位収入予測を1ポイント引き下げた」と述べた。「4年ごとの国政選挙が行われる際には、不確実性のレベルにより、消費者側でやや停滞が見られるものだ」とも述べている。

この決算を受けて他の大手航空も軟調なスタート。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):1.50ドル(予想:1.52ドル)

・売上高:145.9億ドル(予想:146.5億ドル)

旅客:131.1億ドル(予想:131.7億ドル)

貨物:1.96億ドル(予想:1.776億ドル)

・旅客積載率:87%(予想:87.2%)

・有効座席マイル(ASM):761.6億マイル(予想:763.0億マイル)

・有償旅客マイル(RPM):663.1億マイル(予想:665.3億マイル)

(10-12月・第4四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.60~1.85ドル(予想:1.78ドル)

・売上高:2~4%増

・営業利益率:11~13%

(通期見通し)

・1株利益(調整後):従来の6.00~7.00ドルの中間値程度

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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