フィルCが続急伸、6~8月期の大幅増収・営業黒字転換を好感
フィル・カンパニー<3267>が続急伸している。同社が10日の取引終了後に発表した24年11月期第3四半期累計(23年12月~24年8月)の売上高は前年同期比27.3%増の38億6500万円、最終損益は8700万円の黒字(前年同期は1億8400万円の赤字)となった。5月中間期の段階では最終赤字の状態だったが、第3四半期累計で黒字転換を果たしたとあって、好感されたようだ。6~8月期の売上高は前年同期比で2倍超となり、営業損益が黒字化した。前期の下期に受注した請負案件や、開発販売が収益に貢献したという。あわせて同社は、連結子会社のフィル事業承継・地域活性化プロジェクトにおける未回収債権の回収状況について公表。投融資先3社のうちの1社に関して貸付金の一部を回収したことに伴い、貸倒引当金戻入益2370万円と受取利息58万円を営業外収益として計上する。一方、別の1社においては経過利息を含めて貸倒引当金繰入額1708万円を営業外費用として計上した。