個人投資家・有限亭玉介:石破新政権で円高・株安継続ならば業績期待と選挙関連株【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2024年10月13日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2024年10月7日13時に執筆

10月1日に総理大臣に就任した石破首相は、就任後から人が変わったようにこれまで発言してきた政策とは別の方向を向いている気がします。果たして石破政権の寿命はどれほどなのか…巷では議論されているようですねぇ。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

石破政権が短命に終わる可能性があるのなら、現在掲げている政策が実現される可能性も低いかもしれません。岸田政権に関しても、「アベノミクスを継承していく」と発言していたのにも関わらず、やっている政策はアベノミクスとは全く逆の政策ばかりでした。それでも結果的には3年やり遂げましたが…今はなき宏池会…同郷・広島の故・池田勇人氏の墓前には何を報告するんでしょうかねぇ…まぁそれは置いておきますが。

株式市場の事を考えますと、海外投資家はリスクに敏感ですので解散総選挙による政治体制の変化を嫌気する可能性はあるでしょう。自民党が議席数を減らすとの予想が出ている以上、想定より減るのか持ち堪えるのかで相場の展開が変わりそうですな。石破氏は前もって10月15日公示、27日投開票という日程を発表しております。

新政権が誕生してから一ヶ月足らずで、石破首相の政策がタマムシ色に変わっているようですが、日銀は金利上昇にタカ派姿勢を固辞していますし、為替は円高基調との見方は変わりません。つまり株安にはなりやすい傾向にあります。と、なれば業績期待に加えて底強い上昇トレンドを継続している銘柄…そしてここらで目先の衆院選や来年の参院選を意識して、選挙関連銘柄はチェックして参りましょう。

まずはインテリックス<8940>です。10月4日に発表した決算(1Q)は黒字浮上に加えて上期計画を既に超過したとして業績の上振れ期待は継続です。強い上昇トレンドを示しながらも株価はまだ相当割安な状況のままです。チャートも一目均衡表(月足)の雲をようやく超えてきたところなので、ここからの利幅にも期待したいところです。

光関連部品や金型技術に強みを持つ精工技研<6834>は、しっかり下値を切り上げております。同社の光電融合技術がデータセンターの新設ラッシュで需要拡大しているようです。宮城県にある射出成形品メーカーのエムジーを完全子会社化するなど、外部環境に振り回されず更に高値を目指すか。

空調工事を手掛けるテクノ菱和<1965>は、データセンターの冷却設備関連としての思惑がありますな。25年3月期は過去最高益となる予想です。同じく過去最高益となる見通しの日本精線<5659>はステンレス鋼線の最大手ですな。25日線・75日線を上抜いてトレンド形成できるか監視中。

そしてここから選挙関連銘柄。そのシンボルストックである、封筒の国内シェア2割のイムラ<3955>は、チャート(日足)が下値を切り上げるか注視しております。DXが推進されても、まだまだ封筒需要は日本において底堅いですな。

PERの割安感が目立つムサシ<7521>は、投票用紙分類・計数機器で高シェアを誇っております。業績は軟調でも黒字ですので、選挙が続くシーズンはしっかり注視したいですねぇ。9月30日に付けた高値1917円を再び上回れるか監視しております。

最後は建機レンタルなどを手掛けるニシオHD<9699>です。直近の決算も堅調で、24年9月期の4Q決算がどうなるか注視しております。同社は選挙事務所内の什器備品レンタルも提供しているようで、選挙関連株としてもチェックです。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

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