【↑】日経平均 大引け| 4連騰、欧米株高を受け一時4万円台を回復 (10月15日)

市況
2024年10月15日 18時11分

日経平均株価

始値  40047.15

高値  40257.34(11:05)

安値  39910.55(15:00)

大引け 39910.55(前日比 +304.75 、 +0.77% )

売買高  18億5726万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆4380億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は4連騰、寄り付き4万円台回復

2.欧米株市場の上昇を受け一時650円超の大幅高

3.日経平均寄与度の高い半導体株への買い目立つ

4.総裁選後の石破ショック前の株価水準取り戻す

5.後場伸び悩むも、売買代金は5日ぶり4兆円台に

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前週末比201ドル高と続伸した。米経済に対する楽観論や米主要企業の決算への期待から買いが優勢となった。

3連休明けの東京市場では、欧米株高を受けリスク選好の地合いが継続、日経平均株価は寄り付き時点で4万円台を回復したが、取引終盤に伸び悩み、結局3万9000円台に押し戻されて着地した。

15日の東京市場は、前週後半の強調相場を引き継ぎ、日経平均は4連騰。フシ目の4万円大台を回復して寄り付いた後、買い意欲の強い地合いで上げ幅は一時650円あまりに広がる場面があった。祝日をはさみ3連休明けとなった東京市場だが、この間に欧米株が水準を切り上げており、これに引っ張られる形となった。先物主導で終始買い優勢となり、特に日経平均寄与度の高い半導体セクターの値がさ株への買いが目立った。大引けの日経平均は4万円台を維持できなかったが、引け値ベースで総裁選直後の“石破ショック”で売り込まれる前の水準を回復した。個別ではプライム市場の値上がり銘柄数は後場に入ってやや数を減らしたものの1200を上回り、全体の73%がプラス圏で着地している。売買代金も5営業日ぶりに4兆円台に乗せた。

個別では、売買代金首位のレーザーテック<6920>が大幅高となったほか、東京エレクトロン<8035>も活況高、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>も買われるなど、半導体主力株が物色人気を博した。ソフトバンクグループ<9984>も上値追い鮮明。IHI<7013>が上昇、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、リクルートホールディングス<6098>、東京海上ホールディングス<8766>も買いを集めた。ジンズホールディングス<3046>、広済堂ホールディングス<7868>、TSIホールディングス<3608>はストップ高。

半面、ファーストリテイリング<9983>が売り物に押され、フジクラ<5803>も利食い優勢となった。ダイキン工業<6367>が冴えず、良品計画<7453>も安い。ビーウィズ<9216>が値下がり率トップに売られ、技研製作所<6289>も大幅安。ENEOSホールディングス<5020>、コスモエネルギーホールディングス<5021>など石油株の下げも目立った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、中外薬 <4519>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約340円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、コナミG <9766>、ダイキン <6367>、ファナック <6954>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約121円。うち86円はファストリ1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)保険業、(3)電気機器、(4)情報・通信業、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)電気・ガス業、(4)非鉄金属、(5)鉄鋼。

■個別材料株

△オルツ <260A> [東証G]

パーソナルAI分野での成長期待で評価機運高まる。

△JINSHD <3046> [東証P]

25年8月期は増収増益で連続増配見通し。

△ビックカメラ <3048> [東証P]

今期は増収増益で3円増配見通し。

△TSIHD <3608> [東証P]

上限4.68%の自社株買いを材料視。

△ケイブ <3760> [東証S]

6~8月期営業利益が倍増近い伸び達成。

△免疫生物研 <4570> [東証G]

「抗HIV抗体及びその製造方法」に関する国内特許を取得。

△FIXER <5129> [東証G]

生成AIサービス成長し25年8月期は3期ぶり最終増益を予想。

△ジーデップ <5885> [東証S]

第1四半期58%営業増益と1株から4株への株式分割を発表。

△広済堂HD <7868> [東証P]

第1四半期大幅増益決算を好感。

△ソフトバンクG <9984> [東証P]

アーム<ARM>急騰に追随。

▼マックハウス <7603> [東証S]

親会社のチヨダ<8185>が全保有株を投資ファンドに売却へ。

▼ビーウィズ <9216> [東証P]

6~8月期減収減益を嫌気。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)JINSHD <3046>、(2)広済堂HD <7868>、(3)TSIHD <3608>、(4)マルマエ <6264>、(5)ビックカメラ <3048>、(6)TOWA <6315>、(7)リソル <5261>、(8)コスモス薬品 <3349>、(9)エスプール <2471>、(10)ヤマタネ <9305>

値下がり率上位10傑は(1)ビーウィズ <9216>、(2)技研製 <6289>、(3)PRTIME <3922>、(4)大有機 <4187>、(5)ENEOS <5020>、(6)Jディスプレ <6740>、(7)コスモHD <5021>、(8)オープンドア <3926>、(9)チェンジHD <3962>、(10)INPEX <1605>

【大引け】

日経平均は前日比304.75円(0.77%)高の3万9910.55円。TOPIXは前日比17.37(0.64%)高の2723.57。出来高は概算で18億5726万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1203、値下がり銘柄数は386となった。東証グロース250指数は640.69ポイント(2.50ポイント高)。

[2024年10月15日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.