ドル円、150円を今回も達成できずに伸び悩む ただ、流れに変化なし=NY為替序盤
きょうの為替市場はドル買いが一服する中、ドル円は戻り売りに押されている。一時148円台まで下落する場面も見られ、特段の材料もない中、このところの上げの調整が出ているようだ。
前日は150円の心理的節目を再びうかがう展開を見せていたが、今回も達成できずに伸び悩んでいる。ただ、全体的な情勢に変化はなくリバウンド相場の流れは継続。
緩やかな利下げペースというFRBへの市場の期待の変化で、ドル高は当面続くとの見方が広がっているほか、日銀についても慎重な利上げが期待されている。そのような中でドル円は、心理的節目の150円台の回復と151円台前半に来ている200日線が目先の上値ターゲットとして視野に入っていることに変わりはなさそうだ。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
15日(火)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美