ゴールドマンが決算 株式が予想外に好調 投資銀行も回復 株価は利益確定売りも=米国株個別

材料
2024年10月15日 23時01分

(NY時間09:56)(日本時間22:56)

ゴールドマン<GS> 522.06(-0.69 -0.13%)

ゴールドマン<GS>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、経常収益が予想を上回った。株式トレーディング部門が予想外に好調だったほか、投資銀行も回復を見せ、45%の増益となった。株式は3年以上で最高の四半期を記録し、過去最高の年になる見通し。デリバティブおよび現物商品の仲介手数料収入が大幅に増加した。

一方、ディールメイキング部門もすべての主要事業ラインで予想を上回る手数料を獲得した。M&Aの助言手数料は8億7500万ドルで、第2四半期にはライバルのJPモルガン<JPM>に抜かれたものの、今回は取り返している。

同銀は今年、個人向け銀行業務を大幅に縮小し、投資銀行業務の回復から利益を得る体制を整えていた。米大手銀は全体的に、金利引き下げによるリテール事業への逆風をかわしつつ、手数料を押し上げるディールメイキング増加の恩恵を受けている。

ただ、株価は上昇して始まったものの、買いが一巡すると下げに転じている。同社株は今年に入って上昇が続いていたこともあり、材料出尽くしの利益確定売りが出ているのかもしれない。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益:8.40ドル(予想:7.21ドル)

・経常収益:127億ドル(予想:117.7億ドル)

・グローバル・バンキング/マーケッツ:85.5億ドル(予想:76.5億ドル)

・FICCセールス/トレーディング:29.6億ドル(予想:29.6億ドル)

・株式セールス/トレーディング:35.0億ドル(予想:29.5億ドル)

・投資銀行:18.6億ドル(予想:16.8億ドル)

・アドバイザリー:8.75億ドル(予想:7.57億ドル)

・株式引受:3.85億ドル(予想:3.60億ドル)

・債券引受:6.50億ドル(予想:5.68億ドル)

・純受取利息(NII):26.2億ドル(予想:18.4億ドル)

・貸倒引当金:3.97億ドル(予想:4.12億ドル)

・ROE:+10.4%(予想:+8.73%)

・運用資産:3.1兆ドル(予想:3.0兆ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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