ウルフスピードが大幅高　米政府から７億５０００万ドルの助成金を受け取る見込み＝米国株個別

（NY時間13:18）（日本時間02:18）

ウルフスピード<WOLF>　13.84（+2.46　+21.62%）

きょうは半導体関連株の下げが目立っているが、ウルフスピード<WOLF>は逆に大幅高となっている。同社は米政府から７億５０００万ドルの助成金を受け取る見込みだという。また、同社はアポロ・グローバル<APO>が率いる企業連合からも７億５０００万ドルの融資を獲得し、工場拡張プロジェクトに充てる。

同社はノースカロライナ州とニューヨーク州に構える工場の拡張に６０億ドル余りを費やす計画で、２０２２年に成立した米国内半導体業界支援法（ＣＨＩＰＳ法）に基づく助成金で一部をカバーする。バイデン政権は本日の声明で、このプロジェクトにより製造業で２０００人余り、建設業で３０００人の雇用が創出されるとの期待を示した。この助成金がアポロやボーポスト、フィデリティ、キャピタル・グループからの融資を促したという。

同社はこれらの施設を対象に２５％の税控除適用を申請し、合わせて１０億ドルを超える還付を見込んでいるとロウＣＥＯが８月の決算発表で明らかにした。すでに約６億４０００万ドルの還付が生じているという。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース