ポエック---24年8月期は2ケタ増収増益、増配を発表

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2024年10月16日 11時30分

ポエック<9264>は15日、2024年8月期連結決算を発表した。売上高は前期比18.7%増の83.71億円、営業利益は同37.7%増の5.55億円、経常利益は同34.9%増の5.66億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同13.8%増の3.01億円となった。

環境・エネルギー事業の売上高は前年同期比14.7%増の44.19億円、セグメント利益は同7.4%増の2.33億円となった。既存事業のポンプ等水処理機器の卸販売事業は、前期から引き継いだ大型受注が実績に反映されたことや、取引先の設備投資が活況であったなか、新規取引先へのアプローチも進み、経営成績は順調に推移した。また、養殖設備機器(海水用冷却装置)の製造販売事業は、関連市場の環境が良好かつ需要動向も高水準を維持

していたことで、売上高及び利益とも増加した。この他、産業用モータ修理事業は、物価上昇に伴いコスト削減を理由に、故障したモータを「取替える」から「修理で対応する」方向に顧客の意識が進んできたことから、モータ修理市場の需要が増加した。

動力・重機等事業の売上高は同29.5%増の35.66億円、セグメント利益は同70.2%増の4.78億円となった。昨今の市場環境を受けて大型受注や新たな営業チャネルを開拓できたことで、売上高及び生産量が増加し単位当たり製造コストの低下につながり利益率の上昇に寄与した。この他、鋼材などの材料価格が上昇傾向にあったことから、適正な購買価格を維持することに重点を置いたコスト戦略に注力しつつ、同時に生産工程の見直しなど業務の効率化を図った。

防災・安全事業の売上高は同13.5%減の3.85億円、セグメント利益は同192.3%増の0.57億円となった。主要商材である自社製品スプリンクラー消火装置「ナイアス」の販売実績が低調な推移となった。

2025年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比25.4%増の105.00億円、営業利益が同80.1%増の10.00億円、経常利益が同76.6%増の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同98.7%増の6.00億円を見込んでいる。また、当期の業績を踏まえ、配当予想を修正し、2024年8月期の期末配当方針を1株当たり前回予想比10.00円増の53.00円(普通配当43.00円、特別配当10.00円)とすることを発表した。

《AK》

提供:フィスコ

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