株価指数先物【昼】 売り一巡後は3万9100円辺りでの底堅い値動き
日経225先物は11時30分時点、前日比760円安の3万9150円(-1.90%)前後で推移。寄り付きは3万9120円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8955円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後につけた3万8890円を安値に押し目狙いのロングが入るなか、一時3万9340円まで下落幅を縮める場面もみられた。その後はじりじりと下落幅を広げる動きとなったが、3万9100円辺りでの底堅さは意識されている。
日経225先物は売り先行で始まり、3万8890円まで売られた後は下げ渋る動きとなった。その後3万9340円まで下げ幅を縮め、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9290円)を上回る場面もみられた。ただし、同水準では戻り待ち狙いのショートが入りやすいところであろう。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]の下げが重荷となっている。一方で、アドバンテスト <6857> [東証P]の底堅さが目立つ。マイナスながらも売り一巡後は下落幅を縮めてきており、戻り基調を強めてくるようだと先物市場でのショートカバーを誘う可能性がありそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.52倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の下げが日経平均型の重荷となるなか、直近の上昇に対するリバランスの動きとなった。14.52倍で寄り付き、一時14.46倍に低下した後は寄り付き水準まで戻しており、こちらもアドバンテストの動向次第では、NTロングによるスプレッド狙いの動きが意識されてくるだろう。
株探ニュース