話題株ピックアップ【夕刊】(3):グリッド、エディア、東海ソフト

注目
2024年10月17日 15時20分

■グリッド <5582>  3,520円  +315 円 (+9.8%)  本日終値

グリッド<5582>が急騰、大陽線を示現し4月1日以来約半年ぶりに3600円台に駆け上がった。電力の需給計画や海運の配船計画などの分野でAI技術を活用した計画最適化システムを展開しており、生成AI市場の拡大を背景に増設需要が浮き彫りとなっているデータセンター向けでビジネスチャンスが期待される。また、大手鉄道事業者向けでも計画最適化に絡む案件を数多く抱えており、今後も中期的に商機が高まる方向だ。鉄道事業者としては東京地下鉄<9023>が来週23日に東証プライム市場に新規上場する予定で、大型IPOとしてマーケットの関心を集めているが、「同社はその関連株の一角としても人気化素地が意識されているようだ」(国内投資顧問系ストラテジスト)という指摘もある。

■エディア <3935>  403円  +18 円 (+4.7%)  本日終値

エディア<3935>は高い。16日取引終了後、東京証券取引所の承認を受けてグロース市場からスタンダード市場へ上場市場区分を変更することになったと発表した。変更日は23日。これが材料視された。

■東海ソフト <4430>  1,273円  +41 円 (+3.3%)  本日終値

東海ソフト<4430>は5日ぶり反発。16日取引終了後、ソフトウェア開発のAJ・Flat(名古屋市中区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は12月2日の予定。開発体制の強化や人材拡充を図る狙いがある。これが買い手掛かりとなったようだ。

■BBSec <4398>  1,490円  +41 円 (+2.8%)  本日終値

ブロードバンドセキュリティ<4398>は反発。16日取引終了後、株主還元方針を変更すると発表した。利益還元を経営上の重要課題の一つとする従来方針を維持した上で、総還元性向を意識しながら「中期的な業績推移および見通しを踏まえた、安定的かつ継続的な配当」「資本効率を高めるための自己株式の取得」などの施策を実施していきたいとの内容を新たに追加した。これが好感されたようだ。

■エフ・コード <9211>  1,023円  +21 円 (+2.1%)  本日終値

エフ・コード<9211>がしっかり。17日、子会社のマイクロウェーブクリエイティブが「ヘッドレスCMS構築サービス」の提供を開始したと発表。収益貢献を期待した買いが株価を支援したようだ。ヘッドレスCMSは、表示画面と裏側のシステムが完全に分離しているのが特徴で、CMSで管理するコンテンツを複数のサイトに反映することが可能。アプリやデジタルサイネージなど、デバイスをまたいだ情報更新も容易にできる。サーバーレス構成とすることで、サーバーやシステムの維持管理コストの削減が期待できるほか、セキュリティーも堅牢にすることができるという。

■ポピンズ <7358>  1,409円  +26 円 (+1.9%)  本日終値

ポピンズ<7358>が小反発。岩井コスモ証券は16日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに目標株価を1500円から1650円に引き上げた。ベビーシッターの派遣を中心とした在宅サービスや保育・学童施設などを運営。働く女性を最高水準の保育・教育と介護サービスで支援することを目指している。第2四半期(1~6月)の連結営業利益はベビーシッターサービスなどが伸び、前年同期比4.8倍の7億1000万円に急拡大。24年12月期の同利益は会社計画13億5000万円(前期比16.2%増)に対し、同証券では14億円への増額を予想している。少子化対策・子育て支援という国策に貢献しながら中期成長が期待できる企業として注目している。

■ジェイリース <7187>  1,502円  +23 円 (+1.6%)  本日終値

ジェイリース<7187>が底堅い。16日の取引終了後、キーエンス<6861>が提供するデータ分析プラットフォーム「KI」を導入したうえで、保有する大量のデータのAI分析に基づく債権管理モデルを構築し、運用を始めたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。債権に関する担当者の振り分け作業などの業務の効率化を図るとともに、家賃の支払いが困難な顧客に対し、迅速かつ適切な案内を可能にする。

■鈴茂器工 <6405>  1,651円  +12 円 (+0.7%)  本日終値

鈴茂器工<6405>は3日ぶり反発。16日取引終了後、新製品「おむすび製造半自動化システム(仮称)」が、25年の大阪・関西万博で象印マホービン<7965>が展開するおにぎり専門店に導入されることが決定したと発表しており、好材料視されたようだ。象印が大阪・関西万博で展開する店舗では、象印の最上位モデルの炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊き上げたごはんを使用したおにぎりを販売する。象印と協業して開発する同システムには鈴茂器工が寿司ロボットやご飯盛り付けロボットで培ってきた技術が生かされており、オーダー端末との連携により生産個数の管理などにも優れている点が特徴だという。

■シンカ <149A>  843円  +6 円 (+0.7%)  本日終値

シンカ<149A>が高い。同社は今年3月に東証グロース市場に上場したニューフェースで、クラウドベースのコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を展開する。16日取引終了後、「カイクラ」が自動車整備業者向け部品管理ソフトを手掛けるブロードリーフ<3673>のモビリティ産業向けクラウドサービス「.cシリーズ」とシステム連携を開始することを発表、これを材料視する買いが入った。

●ストップ高銘柄

セーラー広告 <2156>  602円  +100 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

MCPs <4360>  613円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

イメージ情報開発 <3803>  685円  +100 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

MX中国株投 <2530>  15,040円  -4,000 円 (-21.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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