ソーラーエッジが下落 アナリストが目標株価を10ドルに設定 前日終値よりも46%低い水準=米国株個別
(NY時間10:43)(日本時間23:43)
ソーラーエッジ<SEDG> 17.98(-0.59 -3.18%)
太陽光発電のインバーターシステムを手掛けるソーラーエッジ<SEDG>が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を10ドルに設定した。前日終値よりも46%低い水準。
欧州市場の住宅用インバーター市場における中国サプライヤーの攻勢に対して、同社は対抗策を持っておらず、欧州における製品ラインナップの抜本的な見直しが必要だと述べている。また、米国では蓄電機能付きセグメントにおいて、恐らくテスラ<TSLA>のパワーウォール3に市場シェアを奪われるだろうとも述べた。
同社の現金流動性は来年第3四半期には3億ドルを下回る可能性があるとも指摘。これは、同社の規模の企業としては危険水準であり、経営陣の予想よりも事業回復が遅れた場合に、ほとんど余裕がないことを示すという。
【企業概要】
世界の太陽光発電市場に、DC最適化インバーターシステムを提供し、発電量を最大化しつつ、PVシステムで生産されるエネルギーコスト削減、投資収益率向上を実現する。リチウムイオン電池やバッテリー製造のほか、ソーラーパネル用スマートトラッカー、EV用充電器、エネルギー管理ソフトウェアも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース