ディスコの決算反応でセンチメント改善も/オープニングコメント

市況
2024年10月18日 8時33分

18日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。17日の米国市場はNYダウが161ドル高、ナスダックは6ポイント高だった。9月の米小売売上高が予想を上回ったことで、景気への楽観的な見方が改めて広がった。また、台湾積体電路製造(TSMC)の予想を上回る決算が半導体株への買い安心感につながった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円高の39205円。円相場は1ドル150円20銭台で推移している。

日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行することになりそうだ。TSMCの決算については前日の時点で織り込まれてはいるものの、米国市場でエヌビディアなど半導体株の一角が買われており、これを受けて改めて材料視されることになりそうだ。また、決算を発表したネットフリックスが時間外で上昇していることも支援材料になるだろう。

一方で、国内では昨夕決算を発表したディスコ<6146>の動向が注目される。決算内容についてはポジティブであり、リバウンドを強めてくるかが注目される。同社は7月高値をピークに調整を継続していることもあり、反転をみせてくるようだと他の半導体株への物色が広がる可能性がある。もっとも、今後本格化する決算を見極めたいムードも強く、積極的な売買は手控えられやすいところでもある。

為替市場では1ドル=150円台へ円安に振れて推移しており、輸出関連などへの物色も意識されやすいだろう。足もとでは良好な米決算が相次いでいることも安心感につながりやすく、日経平均株価は39000円処での底固めを意識しつつ、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。ただし、インデックスに絡んだ値動きが中心になるため、中小型株は手掛けづらいところである。個別に材料のある銘柄などに短期的な値幅取り狙いの資金が集中することになりそうである。

《AK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.