話題株ピックアップ【昼刊】:ディスコ、ディーエヌエ、三菱UFJ

注目
2024年10月18日 11時39分

■日本光電 <6849>  2,283円  +203.5 円 (+9.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ

日本光電<6849>が大幅高で5日ぶりに反発している。17日の取引終了後、集計中の9月中間期連結業績について、売上高が従来予想の1020億円から1027億円(前年同期比0.8%減)へ、営業利益が30億円から50億円(同33.3%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視されている。国内のPAD(公共施設、学校、民間企業など)市場でAED(自動体外式除細動器)の販売が好調だったことが要因という。なお、最終利益は円高進行に伴う為替差損の計上により15億円から5億円(同93.7%減)へ下振れたとしている。

■ディスコ <6146>  37,980円  +2,400 円 (+6.8%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位

ディスコ<6146>が3日ぶりに反発している。17日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高1790億4300万円(前年同期比41.8%増)、営業利益759億5200万円(同68.7%増)、純利益534億4300万円(同63.4%増)と大幅増益となったことが好感されている。生成AI需要の拡大により、IC向けダイシングソーやグラインダの出荷が高水準で推移した。また、高単価・高付加価値製品などの寄与で装置・消耗品ともに収益性が上昇し、為替の恩恵もあって粗利率も向上した。なお同社は、業績予想は1四半期先までの開示としており、第3四半期累計(4~12月)業績予想は、売上高2629億円(前年同期比29.3%増)、営業利益1052億円(同39.6%増)、純利益742億円(同52.1%増)を見込む。

■ディー・エヌ・エー <2432>  1,820.5円  +57.5 円 (+3.3%)  11:30現在

ディー・エヌ・エー<2432>が3連騰している。ポケモン(東京都港区)、クリーチャーズ(東京都千代田区)と共同開発している新作アプリ「Pokemon Trading Card Game Pocket」(略称「ポケポケ」)について、事前登録者数が全世界累計600万人を突破したと公式Xが発表しており、これを好感した買いがディーエヌエと任天堂<7974>に入っている。同アプリは、ポケモンカードを手軽にコレクションできるスマートフォン向けアプリで、拡張パックを毎日2パック無料で開封することができ、過去の懐かしいイラストから、同作でしか登場しない完全新規のカードまでポケモンカードのコレクション体験を楽しむことができるという。なお、10月30日に順次正式サービスを開始するとしている。

■三菱UFJ <8306>  1,659.5円  +39 円 (+2.4%)  11:30現在

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>とみずほフィナンシャルグループ<8411>が6連騰。三井住友フィナンシャルグループ<8316>が堅調に推移するなど、銀行株の上昇が顕著となっている。米長期金利は前日のニューヨーク市場において4.09%に上昇した。9月の米小売売上高が市場予想を上回る伸びとなったほか、週間の新規失業保険申請件数は前週から減少し、米国経済の底堅さが意識された。これを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げのペースが鈍化するとの観測が強まっている。加えて、米大統領選で共和党候補者のトランプ氏が勝利した際は米国経済においてインフレ圧力が高まるとの思惑も広がっている。米金利の上昇圧力が高まっていると受け止めた投資家の資金が、金利上昇メリットの銀行株に流入しているようだ。京都フィナンシャルグループ<5844>や八十二銀行<8359>など地銀株も総じてしっかり。東証の業種別指数で銀行業は上昇率でトップとなっている。

■バルカー <7995>  3,375円  +45 円 (+1.4%)  11:30現在

バルカー<7995>が3日ぶりに反発している。午前10時ごろ、設備点検プラットフォーム「MONiPLAT」に関して北海道銀行(札幌市中央区)とビジネスマッチング契約を締結したと発表しており、好材料視されている。今回の契約により、北海道銀行は「MONiPLAT」に関心を持つ取引先をバルカーに紹介し、バルカーは紹介を受けてサービスを提供する。提携により、北海道銀行の取引企業による「MONiPLAT」の利用が広がるとの期待が買いにつながっているようだ。

■大阪製鐵 <5449>  3,365円  +35 円 (+1.1%)  11:30現在

大阪製鐵<5449>は反発している。17日の取引終了後、ストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が大阪製鉄の株式を買い増していたことが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日、関東財務局に提出された変更報告書によると、ストラテジックの保有割合は8.48%から9.49%に上昇した。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は9日。

■チャームケア <6062>  1,295円  +9 円 (+0.7%)  11:30現在

チャーム・ケア・コーポレーション<6062>が3日ぶりに反発している。17日の取引終了後、韓国大手損害保険会社のDBインシュアランス社と韓国における介護事業に関して提携したと発表しており、好材料視されている。チャームケアがこれまで培ってきた日本国内における介護付有料老人ホームの開発や運営、介護人材育成に関する知見などを提供することで、 韓国市場におけるDBインシュアランス社の介護事業拡大に協力する。業務協力の詳細については今後協議を進めるとしているが、将来的には、介護ニーズの高い第三国への進出も両社で検討していきたいとしている。

■ユーグレナ <2931>  431円  +1 円 (+0.2%)  11:30現在

ユーグレナ<2931>は堅調。17日取引終了後、AGC<5201>傘下のAGCディスプレイグラス米沢と共同で、車載ディスプレー用カバーガラスの化学強化工程で発生する廃棄塩を肥料原料としてリサイクルすることに日本で初めて成功したと発表した。これについて両社は7月に特許を出願したという。

■日阪製作所 <6247>  1,031円  +1 円 (+0.1%)  11:30現在

日阪製作所<6247>はしっかり。17日取引終了後、子会社がカタールの首都ドーハにプレート式熱交換器のアフターサービスを主業とする販売会社を設立したと発表した。中東地域での更なる顧客需要に応えるため。

■霞ヶ関キャピタル <3498>  14,320円  -1,780 円 (-11.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ

霞ヶ関キャピタル<3498>は大幅安で10日続落。17日取引終了後、2029年満期ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行し、約220億円(手取り金)を調達すると発表した。開発用地や物件の取得のための資金に充てる。これを受け、将来的な株式価値の希薄化を懸念した売りが出ている。

■アドヴァングループ <7463>  881円  -41 円 (-4.5%)  11:30現在

アドヴァングループ<7463>は安い。17日取引終了後に発表した4~9月期連結決算は売上高が前年同期比17.9%減の86億2200万円、純利益が同91.2%減の5億4300万円となった。一部の大型案件の工期が下期以降にずれ込んだ。また、円高の進行を受けて為替予約評価益が減少し、洗い替え処理に伴う費用を計上した。これが嫌気されている。

■トラースOP <6696>  439円  +80 円 (+22.3%) ストップ高買い気配   11:30現在

トラース・オン・プロダクト<6696>が物色人気を集めている。17日取引終了後、今月開業した国内最大規模のオープンイノベーション施設「STATION Ai」(名古屋市昭和区)へデジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS(セルディス)」を導入したと発表した。同施設は愛知県のスタートアップ支援施策の一環として整備されたもので、ソフトバンク<9434>が子会社を通じて運営を担っている。これが材料視されている。

■ジオコード <7357>  707円  +100 円 (+16.5%) ストップ高   11:30現在

ジオコード<7357>が続急伸。この日の寄り前、WordPress向けの包括的セキュリティサービス「WordPressセキュリティプラン」の提供を開始したと発表しており、好材料視されている。WordPressは、世界中で広く利用され、法人企業でも多く導入されているWebコンテンツ作成ツール。その人気からハッカーの攻撃対象となりやすく、Webページの改ざんや大量のスパムメール配信など、大きな被害がニュースにもなっており、適切なセキュリティ対策が不可欠なツールといわれている。同社もSEOコンサルティング企業として多くのWebサイトを主に「WordPress」を活用して構築しており、これまでの豊富な経験を生かして、新プランの提供を行うとしている。

■セキュア <4264>  1,859円  +191 円 (+11.5%)  11:30現在

セキュア<4264>が4日ぶりに急反発した。17日の取引終了後、AIによる行動検知・通知プラットフォーム「SECURE AI BOX Lite」の販売を開始したと発表。「闇バイト」の実行犯によるものとみられる住宅や店舗への強盗事件が相次ぎ、防犯対策への意識が高まりつつある時流のなかで、発表を手掛かり視した買いが入ったようだ。AIを活用したアルゴリズムによって人物や車両などの対象物を検知するプラットフォームで、商業施設や店舗、建設現場や工場などさまざまな場面での利用を想定。マーケット分析にも活用できる。用途にあわせて14の検知項目から選択、運用でき、既存の監視システムへの導入も可能とする。機能を絞り込み、価格を半分程度に下げた製品をラインアップに加えることで、小規模事業者の導入を促していく。

■アピリッツ <4174>  788円  +53 円 (+7.2%)  11:30現在

アピリッツ<4174>が3連騰している。17日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を15万株(発行済み株数の3.63%)、または1億8000万円としており、取得期間は10月18日から来年1月31日まで。株主利益の向上に向けた機動的な資本政策の一環として実施するとしており、取得した自社株は使途が見込まれない場合は適切な時期に消却するとしている。

●ストップ高銘柄

ベースフード <2936>  361円  +80 円 (+28.5%) ストップ高   11:30現在

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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