英ポンド週間見通し:下げ渋りか、10月製造業PMIなどの経済指標が手掛かり材料に
■上げ渋り、原油安を意識して上げ幅縮小
今週のポンド・円は上げ渋り。日英金利差の大幅縮小観測は後退したが、英国経済の減速懸念は消えていないこと、原油先物の値下がりを受けてリスク選好的なポンド買い・円売りは週末前に縮小した。米ドル高・円安の流れが週末前に一段落したことも微妙に影響したようだ。取引レンジ:193円71銭-196円05銭。
■下げ渋りか、10月製造業PMIなどの経済指標が手掛かり材料に
来週のポンド・円は下げ渋りか。英国のインフレ鈍化が顕著になり、英中央銀行の追加利下げ観測が広がっている。製造業とサービス業のPMIなど経済指標が市場予想を下回った場合、ポンド売り材料となりそうだ。一方、日本銀行による追加利上げ観測は後退しており、過度なポンド売り・円買いは抑制される見通し。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:10月S&Pグローバル製造業PMI(9月:51.5)
・24日:10月S&Pグローバルサービス業PMI(9月:52.4)
予想レンジ:193円50銭-196円50銭
《FA》