21日の米株式市場の概況、NYダウ344ドル安 金利上昇が重荷
21日の米株式市場では、NYダウが前週末比344.31ドル安の4万2931.60ドルと4日ぶりに反落した。短期的な過熱感や高値警戒感が台頭するなか、米長期金利が一時4.1%台後半まで上昇し、株式相場の重荷となった。主要企業の決算発表を控えるなかで、持ち高調整目的の売りもかさんだ。
トラベラーズ<TRV>やアメリカン・エキスプレス<AXP>が売られ、メルク<MRK>やホーム・デポ<HD>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が冴えない展開。ヒューマナ<HUM>とシグナ・グループ<CI>が安い。半面、ボーイング<BA>が上伸。ケンビュー<KVUE>とズィム・インテグレイティッド・シッピング・サービシズ<ZIM>が株価水準を大きく切り上げたほか、ウォービー・パーカー<WRBY>とスピリット航空<SAVE>が急伸した。
ナスダック総合株価指数は50.452ポイント高の1万8540.005と4日続伸。エヌビディア<NVDA>が大幅高となったほか、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>やアップル<AAPL>がしっかり。アップロビン<APP>が急騰した。一方、テスラ<TSLA>が冴えない展開。マイクロン・テクノロジー<MU>やクアルコム<QCOM>が安く、ピードモント・リチウム<PLL>が下値を探った。