注目銘柄ダイジェスト(前場):IDOM、ダイワ通信、夢展望など
西松屋チェ<7545>:2350円(-71円)
続落。前日に10月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比4.1%減となり、4カ月ぶりのマイナスに転じている。減収率は25年2月期に入ってから最大の水準に。客単価が同0.1%上昇した一方、客数が同4.1%減少している。育児・服飾雑貨の売上高は好調に推移したものの、気温の高い日が多かったことで、秋物衣料や冬物衣料の売上高が前年を下回ったもようだ。
南陽<7417>:1112円(+58円)
大幅反発。前日に業績・配当予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の10.5億円から13.4億円、前年同期比11.7%増に、通期では24.5億円から25億円、前期比10.2%減にそれぞれ引き上げ。建設機械事業のレンタル部門において機械の稼働率が向上しているほか、産業機器事業においては製造子会社の業績が好調に推移しているようだ。また、配当性向の引き上げに伴い、年間配当金も従来計画40円から49円に引き上げ。
ダイワ通信<7116>:1272円(+198円)
大幅続伸。政府は首都圏で相次ぐ強盗事件などを受け、新たな経済対策に防犯対策の強化支援を盛り込む方向で調整に入ったと一部で報じられている。防犯カメラ設置費用の公費での補助が柱となるもようとされている。防犯・監視カメラやカメラシステムを販売・施工している同社などには、ストレートに恩恵が享受できるとの期待感など先行しているもよう。
IDOM<7599>:1028円(-255円)
大幅反落。損保会社に対して保険金の不正な請求が行われていた疑いがあるとして、金融庁が中古車販売店のガリバーを展開する同社など2社に立ち入り検査を行っていることが分かったと報じられている。一部の報道では、事故車の修理費用を損保各社に水増し請求している疑いが一部の案件で浮上などとされおり、また、保険契約の見返りに、車両の販売価格を割り引くといった保険業法上の違反行為の疑いも浮上と伝えられている。
ラクーンHD<3031>:782円(+66円)
大幅反発。発行済み株式数の5.1%に当たる110万株、11億円を上限とする自己株式の取得を実施すると発表している。取得期間は10月22日から25年4月30日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を取得目的としている。同社の自社株買いは、23年7月にかけて上限70万株を取得して以来となる。高水準の自社株買いが当面の需給面での下支え要因につながるとの期待が先行へ。
ROXX<241A>:1262円(-53円)
続落。21日の取引終了後にアイフルのグループ会社であるAGキャピタルと資本業務提携したことを発表している。アイフルグループの各種金融事業とノンデスクワーカー向け転職プラットフォーム『Zキャリア』との間において、これまで試験的に行ってきた送客連携を本格化するとともに、その対象範囲の拡大による事業シナジーの強化を見据えた共同での取り組みを行うことで、アイフル申込顧客の所得向上と収支の健全化を促進する。
THECOO<4255>:556円 カ -
ストップ高買い気配。21日の取引終了後に株主優待制度の新設を発表し、これを好感した買いが流入している。毎年12月末日の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上の同社株式を保有している株主を対象として、同社サービス『Fanicon』及び同社がOEMで提供しているサービスにて利用できる100Point(3,200円相当)を贈呈する。株式の保有期間に定めはない。
夢展望<3185>:162円(+40円)
急騰。PDDホールディングスが手掛けるオンラインショッピングモール「Temu」と連携したことを発表した。海外における更なる販路拡大やマーケティング強化、ブランド保護などを視野に、北米、欧州、アジアなどに広く展開し圧倒的なユーザー数を持つ「Temu」と強固なネットワークを構築し、まず「Temu」が展開する日本向けの専用サイトで、同社の主力ブランド「DearMyLove」を中心に販売を展開する。「Temu」の日本向けの専用サイトに出店する国内アパレルブランドは、夢展望が初という。
《ST》