<マ-ケット日報> 2024年10月22日

市況
2024年10月22日 16時35分

22日の市場は日経平均が反落。終値は前日比542円安の3万8411円だった。1ドル=150円台に入った円安が好感されて少しはプラスになるかと思われたが、意外なほど買いは入らず先物主導で次第に下げが加速する展開となった。米長期金利の上昇や米国の対中半導体規制報道に反応したような格好に。また、27日の衆院選で与党過半数割れの可能性が高まってきたことも、政治不安という新規の悪材料となってしまったようである。

昨日の米国市場は長期金利の上昇が嫌気されてダウ平均は4日ぶりに反落した。米景気の強さを示す経済指標が続いていることなどからこの日は長期金利が3カ月ぶり水準まで上昇。ダウ平均は連日で史上最高値を更新していただけに、ちょっとしたきっかけで目先筋の利食い売りが出やすくなっていた。ダウ平均の下げ幅は一時400ドルに迫ったが、ハイテク株の上昇が続いていたためそれ以上の下げは見られなかった。ナスダック指数は4連騰し7月10日以来の高値となっている。

さて、東京市場は米ハイテク株高や円安進行も一切材料とならず、本日は国内の不安定内な政治情勢などを織り込む荒れた1日となった。情勢調査で与党過半数割れの可能性が高まり連立の枠組みが不透明に。さらに米大統領選ではトランプ氏勝利が強まってきており、強度な景気刺激策からインフレを警戒する動きも出ている。細かい売り材料の数々ではあるがこれが本日の先物売りにつながったようである。(ストック・データバンク 編集部)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.