IMF、来年の世界経済見通しを3.2%と予測 米国は2.2%、日本は1.1%

注目
2024年10月22日 22時19分

IMFが先ほど最新の世界経済見通し(WEO)を公表し、世界全体の来年の成長率を3.2%と予測した。7月時点から0.1ポイント引き下げている。今年の成長率見通しは3.2%で据え置いた。来年のインフレは4.3%と、今年の5.8%からは減速する見通し。

IMFはリセッション(景気後退)に陥ることなくインフレを抑制したと各国中銀を評価する一方、来年の世界経済の成長率予測を下方修正し、戦争や貿易保護主義などによるリスクが高まっていると指摘した。チーフエコノミストのグランシャ氏は「下方リスクが積み上がっており、世界経済には不確実性が増している」と述べた。また、「地政学上のリスクがあり、地域紛争がエスカレートする可能性もある」と述べ、「保護主義の台頭や保護主義的政策、貿易の混乱も世界経済に影響を与える可能性がある」と続けた。

米国については今年の成長見通しを2.8%、来年の見通しを2.2%と0.3ポイント引き上げ。消費の伸びを理由に挙げた。

ユーロ圏は今年を0.8%、来年を1.2%と0.3ポイント引き下げた。ドイツとイタリアで製造業の低迷が続いていることが理由。

日本は今年を0.3%、来年を1.1%に0.1ポイント引き上げ。

英国は今年を1.1%、来年を1.5%と変わらず

中国は今年を4.8%、来年を4.5%と変わらず。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.