ロッキードが決算受け下落 F-35の納入が予想下回る=米国株個別

材料
2024年10月22日 23時45分

(NY時間10:44)(日本時間23:44)

ロッキード<LMT> 581.40(-33.21 -5.40%)

ロッキード・マーチン<LMT>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。航空機販売の低迷とF-35戦闘機プログラムの継続中の問題が響いた。同社最大の収益源である航空部門の売上は3%減となった。これは次世代戦闘機F-35の納入が予想を下回ったため。

同社は今年度末までに75-110機の戦闘機引き渡しを目指しており、第3四半期には48機を納入。苦境に立たされているF-35プログラムは契約承認と資金調達の遅れにより、第3四半期の売上が4億8000万ドル減少した。

F-35戦闘機プログラムは米軍が120億ドルを費やしたにもかかわらず、6年連続で最低限の準備率を満たすことができなかったと米政府監査院がきのう発表。

同社はそれでも今年2度目となる業績見通しの引き上げを発表。受注残高が過去最高の1660億ドルに達し、戦術・攻撃ミサイル、戦闘センサー、ヘリコプターの売上高の増加が寄与した。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):6.84ドル(予想:6.44ドル)

・売上高:171.0億ドル 1.3%増(予想:173.8億ドル)

ミサイル・火器管制:31.8億ドル(予想:31.6億ドル)

航空:64.9億ドル(予想:68.0億ドル)

ロータリー・ミッション:43.7億ドル(予想:42.7億ドル)

宇宙:30.8億ドル(予想:31.7億ドル)

・営業利益:21.4億ドル(予想:20.7億ドル)

・受注残:1656.9億ドル

・FCF:20.8億ドル(予想:15.2億ドル)

・F-35航空機の納入数:48機

(通期見通し)

・1株利益:26.65ドル(従来:26.10~26.60ドル)(予想:26.55ドル)

・売上高:712.5億ドル(従来:705~715億ドル)(予想:711.4億ドル)

・営業利益:74.8億ドル(従来:73.5~75.0億ドル)

・FCF:62.0億ドル(従来:60.0~63.0億ドル)(予想:62.4億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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