ニューコアが決算受け下落 価格下落と製鋼所部門の生産量の減少=米国株個別
(NY時間15:12)(日本時間04:12)
ニューコア<NUE> 147.35(-8.76 -5.61%)
鉄鋼のニューコア<NUE>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。
同社は声明で「鉄鋼平均価格の下落と製鋼所部門の生産量の減少により、売上高見通しも減少する」と述べた。第4四半期の1株利益については、第3四半期の1株利益よりも減少すると予想しているとも語った。合金の需要は2025年まで低迷が続くと警告しており、回復は予想よりもさらに先になる可能性があることも示唆した。
製鋼所部門は昨年、同社の売上高のほぼ60%を占めていた。国内の基準となる熱間圧延コイルの価格は需要減少と金利上昇を背景に今年に入って35%超下落した。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.49ドル(予想:1.53ドル)
・売上高:74.4億ドル(予想:72.4億ドル)
・平均スクラップおよびスクラップ代替品コスト(トン当たり):378ドル(予想:364.30ドル)
・販売トン数:620万トン(予想:615万トン)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース