22日の米株式市場の概況、NYダウ6ドル安と小幅続落 短期過熱感が重荷
22日の米株式市場では、NYダウが前日比6.71ドル安の4万2924.89ドルと小幅に続落した。直近で高値圏での推移を続けていたなかで短期的な過熱感が意識され、目先の利益を確定する目的の売りがかさんだ。米長期金利が高止まりした状況を続けていることも、株式相場には重荷となったが、良好な企業決算の発表を期待するムードもあって、下値を探る姿勢は限られた。
ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が大きく株価水準を切り下げたほか、スリーエム<MMM>やインテル<INTC>が軟調推移。GEエアロスペース<GE>とロッキード・マーチン<LMT>、ニューコア<NUE>が売られ、ジェニュイン・パーツ<GPC>が急落した。半面、ウォルマート<WMT>が堅調。ゼネラル・モーターズ<GM>とフィリップ・モリス・インターナショナル<PM>が大幅高となった。
ナスダック総合株価指数は33.124ポイント高の1万8573.129と5日続伸した。マイクロソフト<MSFT>やメタ・プラットフォームズ<META>が買われ、アルファベット<GOOG>とアマゾン・ドット・コム<AMZN>がしっかり。アイリズム・テクノロジーズ<IRTC>が急伸した。一方、エヌビディア<NVDA>とアップル<AAPL>、テスラ<TSLA>は冴えない展開。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が下値を探り、メッドペース・ホールディングス<MEDP>が大幅安となった。