概況からBRICsを知ろう ブラジルは続落、欧州株安などが足かせ

市況
2024年10月23日 10時25分

【ブラジル】ボベスパ指数 129951.37 -0.31%

22日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.31%(410.19ポイント)安の129951.37で引けた。日中の取引レンジは129094.35-130345.51となった。

終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。欧州株の下落が指数の足かせに。また、インフレの加速懸念なども圧迫材料となった。一方、指数の下値は限定的。原油価格の上昇が支援材料となったほか、成長予想の上方修正が引き続き好感された。

【ロシア】MOEX指数 2755.19 -0.45%

22日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比0.45%(12.52ポイント)安の2755.19ポイントで引けた。日中の取引レンジは2,754.08-2,783.82となった。

中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。輸出銘柄の下落が指数の下げを主導。通貨ルーブル高の進行が圧迫材料となったもようだ。また、欧州株安もロシア株の売り圧力を強めた。一方、原油価格の上昇が指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 24472.10 -1.25%

22日のインドSENSEX指数は続落。前日比930.55ポイント安(-1.15%)の80220.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同309.00ポイント安(-1.25%)の24472.10で取引を終えた。

買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。外国人投資家(FII)の売り越しが足かせに。FIIはこの日まで17日連続の売り越しとなった。また、上場企業の業績伸びの鈍化観測なども引き続き圧迫材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3285.87 +0.54%

22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比17.76ポイント高(+0.54%)の3285.87ポイントと3日続伸した。

前日までの好地合いを継ぐ流れ。金融緩和や株価対策など、当局の支援策が引き続き支えになっている。市場支援策では、中国人民銀行(中央銀行)が先ごろ、上場企業の自社株買い、大株主による上場企業株の買い増しを支援する再融資制度を創設。ほか、証券会社、ファンド、保険会社が株式を購入するため、人民銀から流動性を引き出せるようにするスワップ制度「SFISF」の正式始動を公表した。自社株買いでは、すでに20日までに少なくともA株企業23社が同制度の活用を発表。SFISFの初回オペでは、証券会社など20社が21日、計500億人民元(約1兆600億円)規模の資産交換に応札した。

《AK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.